個人年金の利点と弱点

 このページでは、個人年金の利点と弱点を見ていきたいと思います。

 国民年金とか厚生年金といった公的年金の信頼性がゆらいでいる今、自分の年金は自分で守ろうと、個人年金を契約する人が増えています。年金制度や社会保険庁への不信から国民年金の支払いを拒否しているような人たちでも、自分で個人年金に加入している人が多いといいます。

 個人年金の良い点、利点といえば、何といっても元本が保障されていることです。それと一般の定期預金よりも利率が良いことではないかと思います。今、せっかく収めた年金が、社会保険庁のミスや怠慢のために納付記録が失われて、本来もらえるはずの年金を受け取れない人たちが急増しています。いわゆる「消えた年金問題」です。5,000万件にも上るというこの消えた年金、はたして本当に国民の元に返ってくるのか、疑わしいと感じる人は多いと思います。

 しかし、個人年金であれば、元本は完全に保証されています。年金という名前にはなっていますが、実質的には預け入れ期間が非常に長期になる定期預金のようなものなので、元本がなくなることはありません。それに一般の定期預金よりも良い利率になります。

 納付記録を勝手に廃棄したり、誰の収めた保険料なのかわからなくなってしまったり、自分たちのミスで記録がわからなくなってしまったのに、20年も30年も前に納めた保険料の領収書を持って来い。でなければ、年金は支払えないなどというのは、民間では考えられません。そんなことをいう会社は、やっていけなくなるはずです。その点でも、民間の個人年金は安心感があります。

 個人年金の弱点は、物価の変動に弱いということです。この頃はずっとデフレなので大丈夫ですが、もしインフレになった場合は、将来受け取る年金の価値が大幅に下がってしまいます。公的年金であれば、物価スライドでもらえる額も上がってくるわけですが、個人年金では受け取ることができるのは、自分が契約した額だけということになってしまいます。

 預け入れ期間が数十年になるのが年金なので、なかなか将来の予測ができません。もし、急激なインフレになるようなことがあれば、受け取る年金の価値が大幅に目減りする危険性があります。もっとも、インフレになれば、受け取りが始まる前に保険料や契約内容の改定が行われることになるとは思います。

 本来なら、公的な年金がもっと信頼できる国民の立場に立ったものなら良いのですが、今の状況では根本的に改まるのは難しいと思います。公的年金と個人年金の良い点、弱点を考えて、預貯金などとどう組み合わせるかも考えて、資産と老後の暮らしをを守るようにしましょう。

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