年金は本当にもらえるのか?もう一つの「消えた年金」

 年金は大丈夫なのか?

 このまま払い続けていて、本当に年金をもらうことができるのか?

 自分の年金記録はどうなっているのか?

 今多くの人が不安に思い、怒りを感じています。

 5,000万件といわれる納付記録がわからなくなってしまった私たちの年金。「最後の一人までお支払いします。」と安部総理が至極当然のことを繰り返し言っているますが、納付記録がわからなくなっている問題とか、社会保険庁のゆるい体質は、いまだに改まっていません。

 年金などもうあてにできないのではないか?年金を支払っても、結局支払った分をもらえないのであれば、自分で何とかするほかはない。自分の老後は自分で守るために、個人年金の可能性について考えてみたいと思います。

 実は、年金の納付記録が消えてしまっている問題は、年金の本質的な問題ではありません。年金にはもっと深刻な問題があるのです。

 「消えた年金」といえば、納付記録が誰のものかわかならなくなってしまっているものだと大多数の国民は思っています。が実際にはこれは違います。実はこの国では、年金そのものも消えてなくなってしまっているのです。私たちの預けたお金そのものが消えてなくなってしまっているのです。

 年金の納付記録の問題は、記録のない人には超法規的な措置をとったり、これから時間と労力をかけて調べればなんとかなるかもしれません。が、いくら納付記録が確認されても、私たちの預けた年金のお金そのものが、わけのわからない用途に長年使われ続けていて、どうも6割程度は不良債権になって返って来なさそうなのです。

 政府・与党は当然そんな本質的なことは問題にしません。野党もあまりはっきりしたことは言っていませんが、私たちの老後を保証するお金のことなので、その管理や使われ方には厳しい目を向ける必要があります。

 社民党の保坂展人議員のブログによると、日本人がこれまでに支払った年金の積立金の額は、総額で150兆円ほどになります。日本の国家予算が80兆円強くらいなので、これがいかに大きなお金であるかがわかります。この積立金うち年金の給付に使われているお金が、毎年43兆円です。計算上は、1円の年金保険料を徴収しなくても、3年程度は年金の給付を続けられることになります。

 が、私たちはかなりの額の年金を毎年支払い続けています。150兆円もの
巨額の積立金があり、現役世代からの保険料の納付があるのなら、少しづつ積
立金を取り崩していけば、どこかの政党が言うように「100年安心」な年金のはずです。が、実際にはそんな状況になっておらず、年々保険料の負担が大きくなるし、給付額も低下する傾向にあります。

 65歳からの給付に変わったことで、今の現役世代の受け取れる年金額は、
1000万円以上も減ることになり(人による)、払い損になる人たちが現
役世代の大多数になるのではないかと思います。

 政府は高齢化と少子化をその原因にしたいわけですが、実際には年金の給付
に使うべきお金、積立金のかなりの部分が不良債権化し、回収の見込みがない
のが、年金が危うくなっている一番の、そして本質的な原因です。

 社民党の保坂展人議員の調べで、日本人の年金の積み立て総額およそ150兆円のうち、87.8兆円が不良債権になってしまっているのがわかっています。不良債権化したこの分はおそらく返ってきません。まさに「消えた年金」なのです。

 では、私たちの納めた年金はどこへ消えたのか?

 株式市場での運用の失敗、それによくニュースで出てくるグリーンピアのよ
うな大規模保養施設の建設や社会保険庁の役人たちの使い込み、それに特殊法人への融資などに消えてしまったのです。

 年金積立金は、年金の給付だけではなく、株を買い、保有するためにも使われています。年金の「運用」とよく言われますが、株価の相場全体を上げるために株式市場への年金資金の投入が行われています。そんなことをしても、利益が出ることはないと思われますが、「選挙前だから」という政府与党の思惑でこれが行われてきました。

 が、実際には年金のような兆単位の巨額な資金では、株式市場で利益を出すのは困難なのです。高値で売り抜けようとすれば、株価全体がその影響で下がることになりかねないし、株価が下がったときにも、資金を引き上げようにも株価への影響が大きすぎて引き上げられない状況にあります。そんな状態で、株による含み損が6兆円もの額になってしまっています。(2002年)

 株で失敗しているだけでなく、年金はずっと財政投融資に回され、数多くの
特殊法人への融資に使われ、高速道路や空港やダムなどの公共事業を行うため、
さらには今問題になっている天下り役人たちの高額な給料や退職金に消えてゆ
きました。

 財政投融資は“融資”です。融資なのだから、本来は高速道路などを作ったらその収益によって利子をつけて返済してもらわないといけないわけですが、たいして車の走っていないい高速道路や利用者の少ない空港などでは赤字を垂れ流すだけで、借金の返済などできるわけはありません。こうした分野への融資は不良債権となってしまいます。

 無駄な公共事業や役人や政治家の利権で使いこまれた私たちの年金は、その積立金150兆円のうち、87.8兆円が不良債権化、つまり「消えた年金」になってしまっているのです。でも、政府・与党はその本質的な「消えた年金」については何も触れずに、社会保険庁を解体し、役人をクビにすることで「改革」を行おうとしています。

 それも必要なことではあるでしょうが、この本当に消えてなくなってしまった年金の責任の所在を明らかにし、賠償をしてもらわないことには、国民としては全く納得も安心もできません。

 さらに、年金問題は、日本だけの問題ではないのです。

 土建国家日本は、途上国でも巨大な公共事業を行い、地域住民の生活を脅か
し、腐敗した政権を助け、貧しい途上国の国民にさらなる借金を背負わせてい
ます。その元になるのが財政投融資で、その原資は私たちの支払った年金です。郵便貯金や簡易保険も入っています。

 年金保険料をいくら払っても、その記録を役人が紛失してしまう、私たちがそのうえ苦労して支払った年金は、国民がまったく望んでいないような大規模公共事業を行う資金や役人や利権にむらがる政治家のために使われてしまう。これでは年金なんて払っていられません。

 年金が本当の意味が改革され、信頼できるものになるまでは、もっと確実な手段によって、私たちは老後の生活を守る必要があります。はたして個人年金にその可能性があるのか?これから探っていきたいと思っています。



年金のウソ〜年金積立金が消えている

 年金のウソ―隠される積立金147兆円は、社民党の衆議院議員、保坂展人氏が書いた本です。出版は2004年ですが、今の年金問題にも十分対応できる優れた内容の本です。この本を書いた当時、保坂氏は選挙に落選して浪人中でしたが、議員時代にその権限を使って調べ上げ、この本を書きました。

 私たちが苦労して納めた年金が、役人や政治家の利権にいかにいいように利用されてきたか、そしてムダに年金資金が使われてきたことで、今どのような状態になっているかが、この本を読むととても詳しくわかります。

 「年金は、世代間の助けあい」。こんな言葉は役人のごまかしに過ぎません。実際には147兆円もの年金積立金がこの国には存在するはずなのです。これだけの積立金があれば、ただでさえ生活の苦しい現役世代が、これ以上の負担をする必要はないはず。なのになぜ、毎年年金保険料の負担が重くなっているのか?

 実はこの国の年金積立金は、ムダな公共事業を行ったり、グリーンピアに代表されるような保養施設を建設したりするための財政投融資として使われてしまっているのです。

 なぜそんなことになるのか、そして年金の本質的な問題は一体どこにあるのか、この本を読むととてもよくわかります。私がこのブログを作るきっかけになった本です。ぜひ、多くの人に読んでいただきたいと思います。

 いわゆる「消えた年金」は、納付記録がわからなくなっているだけではないこと、そして本当に年金のお金が消えてなくなってしまっているのだということがよくわかりました。

 あまりにも情けないこの国の年金制度。そして怒りを覚えずにはいられない内容です。覚悟してお読みください。




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